2022-03-01
今回解説するインスペクションとは、既存住宅の建物状況調査を指し、全国的に増え続ける空き家対策として政府がおこなう政策のひとつで、中古住宅の流通の活性化を目的としています。
これにより、中古住宅の売買時点での品質や性能の状態を把握することができ、売主・買主がより安心して取引できるようになります。
今回は横浜市周辺で不動産売却をご検討中の方に向けて、売却前にインスペクションをおこなう場合のメリット・デメリット、さらに費用相場についても解説します。
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不動産売却前におこなうインスペクションでは、国が定めた資格を有する建築士が、建物の基礎・外壁など構造耐力上主要な部分および雨水の侵入を防止する部分に生じているひび割れ、雨漏りなどの劣化・不具合の状況を調査します。
インスペクションをおこなうことにより、物件の品質や性能の状況を把握でき、結果次第でその価値を高めることができます。
また、買主の安心を得ることにもなるので、早期売却も望めるでしょう。
さらに、売買契約書に物件の現状を明記することで、売却後のトラブル防止にもつながります。
インスペクションをおこなうには費用がかかります。
また、その際の指摘部分を理由に、購入希望者より値引きを求められる可能性があります。
さらに、何らかの問題がみつかった場合には、その箇所について修繕が必要であれば修繕費用がかかることもあります。
不具合を修繕してから売却することで引き渡し後のトラブル予防となりますが、インスペクションをおこなったために、値引きや修繕費用が発生してしまうこともあるというわけです。
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一般的に、不動産売却前におこなうインスペクション費用の相場は5万円程度といわれています。
これは、おもに目視による建物の構造と雨漏りの調査のみであることがほとんどです。
床下や小屋裏への侵入調査なども実施したい場合には、別途追加料金として1万5,000円から3万5,000円程度かかります。
また、調査結果をまとめた報告書については、別途5,000円から1万5,000円ほどかかることもあります。
インスペクションの費用負担は、売主が実施すれば売主負担、買主が実施すれば買主負担となりますが、売却前に買主がおこなうには売主の承諾が必要となります。
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このように、不動産売却前のインスペクションの実施には費用負担が伴います。
しかし、売主にも買主にもメリットのあるこの制度、売却準備として検討してみてはいかがでしょうか。
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