昨日の出来事。
横浜に移転してからバス通勤になった私…。
コロナ禍という事もあり、いつもバスに乗っている人は無言なのですが、たまたま前のご婦人方の話(断っておきますが盗み聞きしていた訳では無く、無言の車内の為、全員が聞こえていたと思います)
ご婦人A こないだ地主さんから手紙が来てさ~
ご婦人B そうなの?あなた借地権だもんね
ご婦人A そうなのよ。買わないかって案内だったんだけどうちはお金ないから断ったのよ~
ご婦人B そうなの~?でも借地って大変なんじゃないの?建て替える時とか
ご婦人A うちの地主さんは全然いい人で、建て替えとかも承諾してくれるのよ、お金払えば
ご婦人B そうなのね~!ならよかったわね~
ご婦人A なんか意地悪な地主さんもいるみたいだけどうちは付き合いも長いし安心
みたいな話をいていました。
うん、もったいない。
思わず混雑しているバスの車内で声を掛けようかと悩むほどもったいない話です。
借地人さんは勘違いをしていますが、元々意地悪な地主さんはいません(意地悪な人は土地を貸してくれません)相続が起き、地主さんと借地人さんの関係に変化がある為、問題が生じるのです。
意外と気が付いていない借地人さんが多いのですが、底地権をお持ちの地主さんは貸している土地以外にも土地を持っている事が多いです。借地人さんからすると地主さんは一人ですが、地主さんからすると借地人さんは複数いるのです。
そしてここからがポイントなのですが、「自分は平気」と関係良好と思っている借地人さんが多いのですが数多くいる借地人さんの中で誰かがトラブルを起こす可能性は絶えずあります。
その一人の借地人さんとのトラブルが原因で、他の借地人さんにも迷惑が掛かる事が実は結構多いのです。また、借地権は自己が住む事を目的とした場合の権利の保護は強い(借借家法)ですが、何をするにしても地主さんの承諾が必要な不動産となります。
仮に地主さんから底地権の購入の話が出た場合には、価格等の問題は一旦置いといて購入する方向で検討する事を強くお勧め致します。
「地主さんからの希望の価格が適正か」「融資は組めるのか」というようなことも無料相談を弊社では行っております。同じような事でお悩みの方がおりましたらお気軽にご相談下さい。
あのご婦人もこの記事を見てくれていればなぁ…と思います。
弊社では再建築不可物件や老朽化した貸家など現況での売却が難しい物件でもしっかり打ち合わせを進めて、迅速に不動産売却まで繋げて参りますので、気になった方はお気軽にご相談ください。